ピンチはチャンスは意外と大変

ちょっと不条理なこととか、やりたくないこと、あるいはトラブルが降りかかってきたとき、「ピンチはチャンス」という言葉を使うようにしている。

でもこの言葉は実は言葉の響きほど明るいものではなくて、極めて厳しい言葉だと思っている。

 

ピンチは確かにブレイクスルーの源泉になる。ピンチの時ほど、普段では考え得ないような発想が浮かぶし、ピンチになる前よりも良い状態になったりもする。雨降って地固まるとも言うしね。

 

でもそれは、ピンチになった中でも「目的」や「意義」を見出だして、その達成に向けて諦めずに工夫し続けられた場合だけだ。ピンチの時はとかく、「とにかくこの状況を抜け出したい」という、ある種逃げの発想になりがちだ。でもそこで、目的や意義を高いところに置き直して、そこに向かって走れる人だけが、ピンチをチャンスに変えられる。

 

だから、「ピンチはチャンス」って結構大変なんだよね。乱暴に言えば、「逃げんな、立ち向かえ」ってことだから。

 

だからこそ、自分に言い聞かせたいと思う。

「ピンチはチャンス! 頑張ろう!」